寒さも一段と厳しくなり、外での運動、ウォーキングなども少なくなってきました。後期高齢者も含めて、楽しくかつ運動にもつながるスポーツを考えた時、ニュースで見たグラウンド・ゴルフを思い出しました。早速調べてみると、なんと日本グラウンド・ゴルフ協会の下で47都道府県に事務局があり、愛好者は全国で300万人もいるとのこと。
プレーの基本は、スタートマットを地面において、ゴルフのパターのようなクラブでゴルフボールをうって、先のほうに設けたホールポストにいれるというもの。ホールポストまでの距離は場所によって自由にきめて、何回打って入れることができるか、合計の打数が少ない人が勝ちというものです。事務局によるとゲートボールはチーム戦に対してグラウンド・ゴルフは個人戦で、ルールも至って簡単。全力を出す場面と集中力を発揮する場面がうまく組み合わせており初心者でもすぐに取り組めるようです。
グラウンド・ゴルフは昭和57年に鳥取県東伯郡泊村で生涯スポーツ活動推進事業の一環として、泊村教育委員会が中心になり考えだされました。協会によると、特徴は、「どこでもできる」。規格化されたコースは必要ありません。プレーヤーの目的、環境、技能などに応じて、運動場、河川敷、公園、庭などどこでも自由にコースを設定することができます。「準備が簡単」ゴルフのように穴を掘る必要がなく、スタートマットとホールポストを設置するだけで準備は完了。「プレーヤーの数に制限がない」グラウンド・ゴルフは1人でも、場所さえあれば一度に何百人もの人がプレーを楽しめます。ボールが空中を飛ぶことがないので、ホールの場所を工夫すれば、各ホールから同時に、安全にプレーすることができます。「審判は自分自身」ゲームの審判はプレーヤー自身が行います。
「高度な技術がなくても出来る」グラウンド・ゴルフは他のスポーツと同じように、トレーニングによって向上します。しかしゲームを楽しむためには子供から高齢者まですべての人が楽しくプレーすることができます。したがって、グラウンド・ゴルフはファミリースポーツとしてもたのしめます。時間に制限がなく沢山回れば楽しみながら歩く歩数も増えていきます。
さて、挑戦してみたい方。初めは近くの自治体の事務局に相談すれば色々と教えてくれます。
東京でもおよそ20を超えるグループが活動しています。日本グラウンド・ゴルフ協会と事務局は12月22日から1月5日までお休みです。休みが明けたらぜひご連絡してみてください。